作品サイズ : 665mm × 600mm
額装サイズ : 705mm × 650mm
OKYAKU特注和紙 (浜田兄弟和紙製作所) / オフセット印刷
(Offset printing on washi paper)
※1 / 四隅ドメ浮かし額装
※2 / 額装に時間を要するため、会期終了約1ヶ月後(9月下旬)の発送となります。
漫画家・しりあがり寿さんが土佐の御用絵師であった浮世絵師・絵金の芝居絵「花衣いろは縁起鷲の段」をベースに描いた風刺作品、その名を「NOWAR」。
- - - 以下、しりあがり寿さんコメント - - -
「高知で作品を作ることになって真っ先にコラボしたいとうかんだのが絵金でした。昔から興味津々の血みどろ画の絵金!その惨いのになんとも美しい世界を見て作者は猟奇趣味の変態かと思ってました(笑)。だけど実際に高知で出会った絵金は違いました。ユーモラスなオナラ合戦、土佐年中風俗絵巻の中の本人と言われる笑顔のおじさん、こりゃー変態じゃなくてサービス精神満開エンタメないいひとじゃん!土佐を襲った南海大地震の後には人々を元気づけるような作品も描いてます。いやー、絵金深い!そんな絵金が現代にいたらどんな絵を描くでしょう。楽しいことが大好きな絵金、おそらくロシアとウクライナの戦争や高まる国際的な緊張を見て「NO WAR」と訴えるんじゃないか、と。そんなこと 考えて作ったのが絵金の「花衣いろは縁起鷲の段」をお借りした「NO WAR」です。元絵では夫婦が子供を鷲にさらわれているところを今回は子供を奪うのは戦闘機にしました。原作では子供はえらくなり親と再会するそうですが「NO WAR」では......?だいたい世の中は惨さは減ったのでしょうか?絵金の惨さを昔だからと笑えるでしょうか?今惨さにどう向き合えば?目を背ける残酷さと人を惹きつける妖しい魅力...いったい惨さって? それにしてもカツオは美味いです。」